2016'08.15 (Mon) 22:02
ロワールお城巡り2日目はまずアンボワーズから。
アンボワーズ城はロワール川を望む高台に建っています。15世紀末から16世紀にかけて栄えたヴァロア朝の王族の居城で、歴代シャルル王やフランソワ一世などが住んだそうです。アンリ2世とカトリーヌ・ド・メディシスも住んでいたこともあるそうで、この二人、あちこちの良いお城をはしごしているようですね。
泊まっていたホテルはアンボワーズ城から車で10分くらいの場所だったので、朝はゆっくりできました。城下町のカフェでショコラとクロワッサンの朝食を取っていざお城見学へ。
坂道を上って城門をくぐるとチケットオフィス。この週末は世界遺産の日でこの日も安くなっておりました。
上の写真は裏庭の散歩道から撮ったお城ですが、表側にも美しい芝生と、ロワール川と城下町が一望できる素晴らしい展望台があります。
さて、旅行直前で気づいたのですが、アンボワーズ城に私には必見の場所があったのです。
城の敷地にたつ王族専用のチャペルの中に、なんとレオナルド・ダ・ヴィンチの墓があるのですよ!
以前、レオナルドが産まれたイタリアのヴィンチ村までわざわざ行ったくらいなのに、どこで亡くなったかということくらいもっと早く知っていても良いべきでした。
レオナルド・ダ・ヴィンチは64歳の時にアンボワーズに来て、亡くなるまでの3年間フランソワ1世につかえました。この間にシャンボール城の二重螺旋階段の設計にも携わったのかもしれません。
↑サン・テュベール礼拝堂(トップの写真のお城の左に教会の尖塔が写っています)にあるレオナルド・ダ・ヴィンチの墓。
礼拝堂自体は小さいので、墓碑はすぐ見つかりました。もともとはアンボワーズ市内の別の教会に埋葬されたものが、その教会が取り壊された後サン・テュベール礼拝堂に移されたようです。イタリアでこれまで、ダ・ヴィンチおっかけみたいなこともしましたが、まさかのフランスで一区切りついた感じ!?
感慨に浸る間もなく、お城見学が続きます。午前中のうちに城内と庭園を一周しなければならないのに、礼拝堂そばの見晴らし台からの景色があまりにも素晴らしくてそこでかなりの時間を使ってしまいました。でも今回の旅行で訪れたお城の中で、一番見晴らしが良かったのでこれは後悔していません。
写真では一部分しか写すことができませんが、どこまでも続くロワール川と青空の下の牧歌的な風景、そして雰囲気の良い城下町が一望できました。
そしてようやくお城の中へ。
前日に見たお城はどちらも一部改装中の部分があったのですが、アンボワーズ城の中はどの部屋も綺麗に修復済みで、15~16世紀に会議の間として利用された部屋の暖炉には本物の火が入っていました。
柱にはフランス国王とブルターニュ公国のそれぞれの紋章(ゆりの花とイタチ)が装飾されています。右側の中央には青い天蓋付きの王座がありました。
こちらは18~19世紀ころにオルレアン公家の居室だったお部屋。
ルイ・フィリップ1世の肖像画がかけられていました。
場内のお部屋は石の壁に古いタペストリーの飾られたゴシックやルネサンス様式のものから、オルレアン公家の居室のように美しい壁紙で飾られた部屋まで様々でした。
外に出ると庭の手入れも行き届いており、ツゲや糸杉の気持ちの良い散歩道を歩くことができました。
ここの城下町も素敵だったのですが、時間の都合上さらっとしか見ることができませんでした。
お城を見た後は朝食を食べたお店の近くのビストロでランチにしました。美味しかったです♪
ところで、アンボワーズ城の写真を撮るなら(3枚目の写真にある)ロワール川の橋を渡って対岸、もしくは橋の上から撮るのが良さそうです。帰り道で気が付いたのですが車だったのでぱっと止めることもできず、泣く泣くアンボワーズを後にしました。これから行かれる方は是非ベストポジションで撮影を。
アンボワーズ城はロワール川を望む高台に建っています。15世紀末から16世紀にかけて栄えたヴァロア朝の王族の居城で、歴代シャルル王やフランソワ一世などが住んだそうです。アンリ2世とカトリーヌ・ド・メディシスも住んでいたこともあるそうで、この二人、あちこちの良いお城をはしごしているようですね。
泊まっていたホテルはアンボワーズ城から車で10分くらいの場所だったので、朝はゆっくりできました。城下町のカフェでショコラとクロワッサンの朝食を取っていざお城見学へ。
坂道を上って城門をくぐるとチケットオフィス。この週末は世界遺産の日でこの日も安くなっておりました。
上の写真は裏庭の散歩道から撮ったお城ですが、表側にも美しい芝生と、ロワール川と城下町が一望できる素晴らしい展望台があります。
さて、旅行直前で気づいたのですが、アンボワーズ城に私には必見の場所があったのです。
城の敷地にたつ王族専用のチャペルの中に、なんとレオナルド・ダ・ヴィンチの墓があるのですよ!
以前、レオナルドが産まれたイタリアのヴィンチ村までわざわざ行ったくらいなのに、どこで亡くなったかということくらいもっと早く知っていても良いべきでした。
レオナルド・ダ・ヴィンチは64歳の時にアンボワーズに来て、亡くなるまでの3年間フランソワ1世につかえました。この間にシャンボール城の二重螺旋階段の設計にも携わったのかもしれません。
↑サン・テュベール礼拝堂(トップの写真のお城の左に教会の尖塔が写っています)にあるレオナルド・ダ・ヴィンチの墓。
礼拝堂自体は小さいので、墓碑はすぐ見つかりました。もともとはアンボワーズ市内の別の教会に埋葬されたものが、その教会が取り壊された後サン・テュベール礼拝堂に移されたようです。イタリアでこれまで、ダ・ヴィンチおっかけみたいなこともしましたが、まさかのフランスで一区切りついた感じ!?
感慨に浸る間もなく、お城見学が続きます。午前中のうちに城内と庭園を一周しなければならないのに、礼拝堂そばの見晴らし台からの景色があまりにも素晴らしくてそこでかなりの時間を使ってしまいました。でも今回の旅行で訪れたお城の中で、一番見晴らしが良かったのでこれは後悔していません。
写真では一部分しか写すことができませんが、どこまでも続くロワール川と青空の下の牧歌的な風景、そして雰囲気の良い城下町が一望できました。
そしてようやくお城の中へ。
前日に見たお城はどちらも一部改装中の部分があったのですが、アンボワーズ城の中はどの部屋も綺麗に修復済みで、15~16世紀に会議の間として利用された部屋の暖炉には本物の火が入っていました。
柱にはフランス国王とブルターニュ公国のそれぞれの紋章(ゆりの花とイタチ)が装飾されています。右側の中央には青い天蓋付きの王座がありました。
こちらは18~19世紀ころにオルレアン公家の居室だったお部屋。
ルイ・フィリップ1世の肖像画がかけられていました。
場内のお部屋は石の壁に古いタペストリーの飾られたゴシックやルネサンス様式のものから、オルレアン公家の居室のように美しい壁紙で飾られた部屋まで様々でした。
外に出ると庭の手入れも行き届いており、ツゲや糸杉の気持ちの良い散歩道を歩くことができました。
ここの城下町も素敵だったのですが、時間の都合上さらっとしか見ることができませんでした。
お城を見た後は朝食を食べたお店の近くのビストロでランチにしました。美味しかったです♪
ところで、アンボワーズ城の写真を撮るなら(3枚目の写真にある)ロワール川の橋を渡って対岸、もしくは橋の上から撮るのが良さそうです。帰り道で気が付いたのですが車だったのでぱっと止めることもできず、泣く泣くアンボワーズを後にしました。これから行かれる方は是非ベストポジションで撮影を。
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華やかなパリやリヨンの街並みと違い、古城の街の風情がただようのどかな純朴な街並みが素敵です~
ボワーズ城に、まさかレオナルドダヴィンチが眠ってたとはびっくりしました
映画「インフェルノ」の公開で、ヴェッキオ宮殿のフレスコ画は注目されてますものね
オルレアン公家の居室、かわいいお部屋ですね
タイムトリップしたように、その光景が目に浮かぶようです
ボワーズ城に、まさかレオナルドダヴィンチが眠ってたとはびっくりしました
映画「インフェルノ」の公開で、ヴェッキオ宮殿のフレスコ画は注目されてますものね
オルレアン公家の居室、かわいいお部屋ですね
タイムトリップしたように、その光景が目に浮かぶようです
Yottitti | 2016年08月18日(木) 17:35 | URL | コメント編集
アンボワーズ城には行っておらず、車中から紹介だけ受けたのを覚えています。
レオナルド・ダ・ヴィンチのお墓との出会い、嬉しいサプライズでしたね^^
世界にはレオナルド・ダ・ヴィンチ好きは沢山いると思いますが、生まれと終わりの地を両方訪れた人は少ないと思いますよ。素敵なことです♪
こちらは確か、ダ・ヴィンチのお家からお城まで隠れ通路か何かあるのではなかったでしたっけ?面白い歴史がありそうと興味を持ったことがあります。
景色が素晴らしくて、そこで足が止まってしまう・・・は、よく分かります。
こちらの景色も水と美しい橋とヨーロッパの田舎の町とその向こうの緑・・・完璧ですね♪
よく飽きもせず一つの景色を眺めていられるもんだと自分でも思ってしまいますが、これだけ惹きつける景色って素晴らしいと思います。
本当に世の中には美しいところが沢山あるもんですね^^まだまだ探訪しましょうね!
レオナルド・ダ・ヴィンチのお墓との出会い、嬉しいサプライズでしたね^^
世界にはレオナルド・ダ・ヴィンチ好きは沢山いると思いますが、生まれと終わりの地を両方訪れた人は少ないと思いますよ。素敵なことです♪
こちらは確か、ダ・ヴィンチのお家からお城まで隠れ通路か何かあるのではなかったでしたっけ?面白い歴史がありそうと興味を持ったことがあります。
景色が素晴らしくて、そこで足が止まってしまう・・・は、よく分かります。
こちらの景色も水と美しい橋とヨーロッパの田舎の町とその向こうの緑・・・完璧ですね♪
よく飽きもせず一つの景色を眺めていられるもんだと自分でも思ってしまいますが、これだけ惹きつける景色って素晴らしいと思います。
本当に世の中には美しいところが沢山あるもんですね^^まだまだ探訪しましょうね!
EkaterinaYoghurt | 2016年08月19日(金) 13:52 | URL | コメント編集
Yottittiさん、
こんにちは。
田舎なら見渡す限り田舎、という景色が気持ち良かったです。
川の向こうの地平線まで、そして川が遠くに続いて点になって見えなくなるまでずーっとただただ緑が続いていました。
ダヴィンチコードでは、ルーブルのピラミッドが出てきたというのに、
ダヴィンチとフランスの関係はあまり深く考えたことがなかったです。
ここ数年ようやくフランス観光を開拓し始めて、ようやくダヴィンチの墓に行きつきました。
インフェルノ、英語で見るのは無理そうなので、公開中に日本に帰りたいわ~(笑)
オルレアン家の部屋は今でも泊まってみたくなるくらい可愛らしいお部屋ですよね。
こんにちは。
田舎なら見渡す限り田舎、という景色が気持ち良かったです。
川の向こうの地平線まで、そして川が遠くに続いて点になって見えなくなるまでずーっとただただ緑が続いていました。
ダヴィンチコードでは、ルーブルのピラミッドが出てきたというのに、
ダヴィンチとフランスの関係はあまり深く考えたことがなかったです。
ここ数年ようやくフランス観光を開拓し始めて、ようやくダヴィンチの墓に行きつきました。
インフェルノ、英語で見るのは無理そうなので、公開中に日本に帰りたいわ~(笑)
オルレアン家の部屋は今でも泊まってみたくなるくらい可愛らしいお部屋ですよね。
ポケ | 2016年08月20日(土) 05:57 | URL | コメント編集
EkaterinaYoghurtさん、
こんにちは。
運よくダ・ヴィンチの墓碑は見ることができたのですが、旅から帰ってアンボワーズの事をもう一度検索していたら、
クロ・リュセ城というのがダ・ヴィンチが最後に住んだ館で、この建物とアンボワーズ城が地下道でつながっていたということが分かりました。
ダ・ヴィンチのゆかりの地としてはクロ・リュセはかかせないですよね。。
あー、またリベンジしなければならない場所が増えてしまいました!!!
今回のお城巡りは欲張って一日にお城二つ+古城ホテルにしてしまったので、わりと駆け足でした。
城内も隅々までは回れず、見落としも多いし、美術品を鑑賞する時間もありませんでした。
だけど、ただただぼーっと美しい景色を眺めて、緑の平地の上を飛んでいるような気分に浸る時間は最高でした。
川と緑・・・昔から変わらない景色が人を惹きつけるのでしょうね。
こんにちは。
運よくダ・ヴィンチの墓碑は見ることができたのですが、旅から帰ってアンボワーズの事をもう一度検索していたら、
クロ・リュセ城というのがダ・ヴィンチが最後に住んだ館で、この建物とアンボワーズ城が地下道でつながっていたということが分かりました。
ダ・ヴィンチのゆかりの地としてはクロ・リュセはかかせないですよね。。
あー、またリベンジしなければならない場所が増えてしまいました!!!
今回のお城巡りは欲張って一日にお城二つ+古城ホテルにしてしまったので、わりと駆け足でした。
城内も隅々までは回れず、見落としも多いし、美術品を鑑賞する時間もありませんでした。
だけど、ただただぼーっと美しい景色を眺めて、緑の平地の上を飛んでいるような気分に浸る時間は最高でした。
川と緑・・・昔から変わらない景色が人を惹きつけるのでしょうね。
ポケ | 2016年08月20日(土) 06:16 | URL | コメント編集
ぼくもここに行きました!
ダヴィンチの墓も覚えています。 。
それにお城へとつながる坂道とその脇の可愛い建物、、
まだ、欧州の経験も浅かったせいか、なんて綺麗なところなんだろうって、心底思った記憶があります。
ちなみに、お城の川側の屋根に、出っ張ったた杭みたいなのが何個かうちこまれているの見ました?
嘘か本当かしらないですけれど、あそこで罪人の首吊ってた、、みたいなことをガイドさんが話していたことを思い出しました。
ダヴィンチの墓も覚えています。 。
それにお城へとつながる坂道とその脇の可愛い建物、、
まだ、欧州の経験も浅かったせいか、なんて綺麗なところなんだろうって、心底思った記憶があります。
ちなみに、お城の川側の屋根に、出っ張ったた杭みたいなのが何個かうちこまれているの見ました?
嘘か本当かしらないですけれど、あそこで罪人の首吊ってた、、みたいなことをガイドさんが話していたことを思い出しました。
bonzofire | 2016年08月21日(日) 00:14 | URL | コメント編集
bonzofireさん、
こんにちは。
お城へ上がる坂道もお城っぽくて(?)良かったですよね。
欧州旅行の初期にロワールの古城めぐりだったら、ヨーロッパの印象かなり素敵なものになりますね~。
私も最初のヨーロッパはフランスのオーベルニュ地方だったので、やはりのどかでおとぎの国のようでとても感動しました。
景色ばかり見ていて建物の側面はノーチェックでした。
横から撮った写真を見返してみたら、城壁の上の方に杭のようなものがありました。
もしかしてそれ・・・・。
拡大してみたら確かに何かをつるすような形になっていたのでちょっと寒くなりました(^^;)
そういう時代のものですから、切り離せない話ですよね、、、
こんにちは。
お城へ上がる坂道もお城っぽくて(?)良かったですよね。
欧州旅行の初期にロワールの古城めぐりだったら、ヨーロッパの印象かなり素敵なものになりますね~。
私も最初のヨーロッパはフランスのオーベルニュ地方だったので、やはりのどかでおとぎの国のようでとても感動しました。
景色ばかり見ていて建物の側面はノーチェックでした。
横から撮った写真を見返してみたら、城壁の上の方に杭のようなものがありました。
もしかしてそれ・・・・。
拡大してみたら確かに何かをつるすような形になっていたのでちょっと寒くなりました(^^;)
そういう時代のものですから、切り離せない話ですよね、、、
ポケ | 2016年08月23日(火) 08:24 | URL | コメント編集
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